WindowsからLinuxの共有フォルダにアクセスする方法です。
必要なものは samba のみ!いたって簡単です。
実行環境は Window10 と CentOS8 になります。
早速いきましょう!
Sambaのインストール
# dnf -y install samba
dnfのところはyumでも大丈夫です。
firewallの設定
# firewall-cmd --add-service=samba --permanent
# firewall-cmd --reload
# firewall-cmd --list-all
sambaを許可し、--reload で設定の反映
最後の --list-all で設定の確認を行います。
共有フォルダ作成
# mkdir /home/work
任意の場所に置いてください!
次にフォルダの権限を設定します。
# chmod -R 777 work
# chown -R nobody:nobody work
ログインは成功しますが、このままだとアクセスできないので
SELinuxの設定に変更を加えます。
# setsebool -P samba_enable_home_dirs on
アクセス用ユーザ作成
# useradd test
# passwd test
すでにあるユーザーを利用しても構いません!
次にWindows属性を追加します。
# pdbedit -a -u test
パスワードの作成を求められますので、2回パスワードを入力します。
成功すると、詳細な情報がずらっと出力されます。
設定ファイルの編集
もうすぐで完成です。
# vi /etc/samba/smb.conf
上記コマンドで設定ファイルを編集します。
以下の部分を修正、追記してください。
[global]
# Windowsで利用するワークグループ名に修正
workgroup = WORKGROUP# 以下追記、[ ]内は任意のフォルダ名を指定
[work]
#共有させるフォルダ
path = /home/work/
#マイネットワークに表示させるか否か
browsable = yes
#書き込み可能かどうか
writable = yes
#ゲストユーザのログインが可能かどうか
guest ok = yes
#読込みのみとするか
read only = no
サービススタート、設定反映
# systemctl start smb
# systemctl enable smb
これで共有フォルダにアクセスできます!
Window側でエクスプローラーを開き、「\\IPアドレス」を入力してアクセスしましょう。
認証画面が表示されるので、先ほど作ったユーザーの情報を入力すると、無事共有フォルダにアクセスできます!
参考資料
CentOS 7のSamba4でライセンス不要 Windows向けファイルサーバーを構築
https://www.rem-system.com/centos-samba/
CentOS上でSAMBAサーバを立ちあげてWindowsからアクセスするためのメモ
https://futurismo.biz/archives/1390
以上となります!
お読みいただきありがとうございました!