2018年12月16日、AWSのSAA試験を受験しました。
結果、見事に不合格です。
(1000点中581点!!ちなみに合格ラインは720点!!)
ぼっこぼこにされたので、まったくの未経験が合格するための対策を考えました。
ぜひ未経験者の方で、SAAを受験しようと考えている方は参考にしてください。
Qiitaを信じない
Webで見かける『AWSソリューションアーキテクト』の合格体験記は、全て知識と経験のある方の体験記です。新卒や未経験を謳っていても、実際は情報系の学部出身だったり、AWSに触れたことがなくても、インフラ構築経験はある人ばかりです。僕のような本物の非エンジニアの挑戦ではありません。
まさにその通りです。
非常に共感します。
私はQiitaを中心に合格体験記を読み、自分なりの対策をとっておりましたが、
結果的に参考になりませんでした。
経験のある方と同じことをしても、未経験者に同じ結果がもたらされるとは考えられませんので、注意してください。
これやったほうがいいよ!
とみんなに共有してくれるのはありがたいのですが、未経験者ならその前にやることあるだろうと。それは次の記事が参考になります。
以下のあたりを押さえていると良いのではないかと思います。このあたりはASAの試験ガイドにも記載があります。
ルーティング
F/Wの仕組み
NAT
HTTP, HTTPS
セッション
Webの多層アーキテクチャ
CDN
サンプル問題を見てもわかる通り、インフラやネットワーク一般の知識だけでも回答ができる・選択肢が絞り込める場合も少なくないです。なのでここが一番重要なのかなと思います。
(引用元:http://blog.serverworks.co.jp/tech/2015/11/04/fy2015-asa-review/)
上記の通り、AWSの勉強だけだと合格はほど遠いので、
ある程度、インフラやネットワークの勉強はしたほうがいいと思います。
合格体験記などに書かれているものを実直にやるだけでは、ドキュメントの中で使われている言葉にクエスチョンマークが出てくると思います。それを未経験者はひとつひとつ必ず潰していってください。じゃないと、論理的思考になれません。抽象的に解釈していくだけです。
Qiitaなどに見られる合格体験記はモチベーションアップにつながります。
しかし、自分自身が未経験者だとするなら、その記事を参考にできる前提の知識をある程度固めておいた方が、理解力がアップします。ぜひAWS前に勉強しておきましょう。
よくでてきたもの(本試験について)
今回の試験で、よくでてきたものを載せています。
参考にしてください。
VPC
EC2
ELB
S3(多め)
RDS
DynamoDB
Redshift
ElasticCache
各サービスの暗号化
各サービスの可用性の高い構築
個人的にS3とDBについてはガッツリやっておいた方がいいです。
私は受験中、もっとやっておけばよかったと思いました。
本試験の印象を伝えますと、
選択肢が2つの問題はめっちゃ少なくて、基本的に消去法で答えたほうが成功率が高そうな感じでした。問題文は基本的に長め、主要サービスは選択肢に登場してくる頻度がめっちゃ多いです。
試験ガイドから考える
試験ガイドには丁寧に出題範囲や点数の配分が記載されています。
これは必ずチェックしましょう。
分野 1: 回復性の高いアーキテクチャを設計する
1.1 信頼性と回復性の高いストレージを選択する。
1.2 AWS サービスを使用した分離機構を設計する方法を定義する。
1.3 多層アーキテクチャソリューションを設計する方法を定義する。
1.4 可用性またはフォルトトレラント性 (あるいはその両方) が高いアーキテクチャを設計する 方法を定義する。分野 2: パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義する
2.1 パフォーマンスの高いストレージとデータベースを選択する。
2.2 キャッシュを使用してパフォーマンスを向上させる。
2.3 伸縮性と拡張性を備えたソリューションを設計する。分野 3: セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャを規定する
3.1 アプリケーション層をセキュリティ保護する方法を定義する。
3.2 データをセキュリティ保護する方法を定義する。
3.3 単一の VPC アプリケーション用のネットワークインフラストラクチャーを定義する。分野 4: コスト最適化アーキテクチャを設計する
4.1 コスト最適化ストレージを設計する方法を定義する。
4.2 コスト最適化コンピューティングを設計する方法を定義する。分野 5: オペレーショナルエクセレンスを備えたアーキテクチャを定義する
5.1 オペレーショナルエクセレンスを実現するソリューションの設計特性を選択する。
なぜチェックする必要があるのかというと、
SAA試験には、基礎的な応用力が必要です。
「EBSの種類は何種類ですか?」みたいな簡単な問題はほぼほぼありません。
サンプル問題を見ればわかる通り、そこそこ文章多めな問題が出題されます。
ここで大事なのは、問題文が示す条件と目的の把握です。
そのために、試験ガイドに乗っている出題範囲を確認し、
AWSの勉強をする際は、それぞれの分野について考えてみてください。
抽象的にとらえすぎたため、本番の試験ではクエスチョンマークの連発でした。この経験を踏まえて、試験ガイドに載っている分野について考えながら勉強をしていくのは、とても効果的だと感じました。
わからない言葉は即調査
不合格の原因は、明らかに抽象的にAWSをとらえていたことです。
このサービスはこういう感じ、これはおそらくこんな感じ、それだともちろんだめですよね。私もそれを危ないと感じながらも、なるべく論理的な理解が得れるように、工夫しておりました。
そこで原因を考えたら、ひとつ答えが見つかりました。
それは、AWSのサービス多すぎて詰め込みすぎたことです。
これは未経験者が陥る罠だと考えています。
私は、主要なサービスのBlackBeltをたくさん読んでいたのですが、意味がわからず読んでいたことが多かったです。そのときにもし、わからない言葉をその場で解決したり、ひとつのサービスをわかるまで読んだりしていれば結果は変わったのかもしれません。
BlackBeltを読むことは、各合格体験記で必ずおすすめに上がるといっては過言ではないほどの合格対策です。AWS、素晴らしい資料をありがとう!と言いたくなるぐらい充実しておりますが、よくわかっていない人からすると何を言っているんだのパレードです。実際私がそうです(笑)
それでも理解しないといけない。
じゃあ、調べればいい。それだけです。
わからなかったら何度も繰り返す。
これを怠ると痛い目見ます。
合格までに未経験者がやること
勝手ながら、合格までに未経験者がやっておいたほうがいいよと思うものをまとめました。
参考にしてください。
試験範囲を理解する(範囲の確認)
CDPを全部読む(イメージ作り)
わからない言葉を潰す(前提知識固め)
BlackBeltは一個ずつ丁寧に読む(基礎知識固め)
各主要サービスの「よくある質問」を読む(基礎+応用)
書籍を参考にAWSに触れる(実感)
AWSの模擬試験やAWS WEB問題集などで、基礎力を確認する(問題を解く)
このような感じですね。まとめると。
ちなみに偉そうに啓発している私ですが、実はまだAWS SAAに合格しておりません。この記事は不合格を受けた翌日に書いております。来月末にまた受験する予定です(笑)
しかし、次はこの対策で絶対受かると頑なに信じているからこの記事を書いています。今回、努力が実力にならなかっただけです。次はもっと実力をつけて挑みます!
んで合格したら追記しまーす!!
そういえばこれけっこう初心者にはありがたいです。
嬉しい~
https://www.slideshare.net/search/slideshow?searchfrom=header&q=AWS%E3%80%80%E5%89%8D%E6%8F%90%E7%9F%A5%E8%AD%98
ではでは、反省も込めた不合格体験記(未経験者目線)でした!
お読みいただきありがとうございます。AWS、もっと勉強しよう!では!
【追記】
合格しました~!!!よければお読みください!!