「人生のバイブル」と言っても過言ではないレベルの本があります。
『世界は感情で動く』、見かけたことはございませんか?
行動経済学についての本ですが、これに詰まっていることを勉強し利用すれば、世界を自分の感情で動かすことが可能なのでは?
なんて悪だくみを考えてしまいます(笑)
今回、私自身の記憶の定着のため、これを読んでいる方々のために、使えそうでおもしろい行動経済学を一部引用しつつまとめてみました!
どうぞ、人生の参考にご覧ください!
「予言の自己成就」
意味:個人が自己の予測や願望に沿うような行動をとった場合、社会現象としてその通りの結果が現れること。
例:銀行が、根も葉もない噂で本当に倒産してしまった。
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予言みたいな発言がだんだん広がっていくと、周りがそれを意識し始めて行動をとるようになっていくといったものですね。ネガティブであればあるほど、広がっていくスピードが速いと思いますが、これをポジティブに使うとおもしろそうです。
コンコルドの誤謬
意味:過去の投資が、将来の事業の成否を無視して、将来の投資を左右してしまうこと。
例:多額の資金を使って開発を始めたが、途中で採算がとれなくなった。ここでやめればいいのに、さらに資金を投資してしまい赤字になってしまった。
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必死で作り上げたものって、情が深くなっているから捨てにくいよね。でも、本来のリターンが失われたとわかった時点で、勇気をもって捨てないといけない、切ないです。よい教訓です!
注意の焦点化効果
意味:ある特定部分に注意を向けてしまうと(誘導されると)、そのことだけで判断や行動をしてしまい、そのほかの部分に注意がいかなくなること。
例:振り込め詐欺の電話がかかってきて、明らかに怪しいと感じていたが、「息子が大変なことに!」という部分に注意が集中したため騙されてしまった。
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一度、特定の部分に目がいってしまったら、落ち着いてまた全体を見るようにしたいものです。他人に誘導された集中は信じないほうがいいですね。
自己奉仕的バイアス
意味:ある行動や事象の意味を解釈する際に、成功しても失敗しても、自分に都合の良いように判断をゆがめること。
例:失敗したときは誰かのせいにして、成功したときはうぬぼれる。
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失敗も成功も、原因は自分にあることを忘れないで生きたいです。ちなみに、成功に関する部分を「自己高揚バイアス」、失敗に関する部分を「自己保護バイアス」と呼びます。
後悔の理論
意味:「後悔への恐れ」が、人の選択・決定に大きな役割を演じるとする理論。人はもともと「後悔を嫌い、避けたい」という「後悔回避」の性向を強く持ち、短期的には失敗した行為のほうに強い後悔の念を覚え、長期的にはしなかったことを悔やむとされる。
例:「後悔したくない」ということばかりが頭にあり、リスク回避の行動をとる一方、さらに大きなリスクへ駆り立てられてしまった。
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「もし~だったら」と考えてばかりで、現実に向き合った行動ができないことはよくあります。実践の積み重ねで得た直感を頼りに行動していきたいです。
以上です。これはほんの一部です、もっとおもしろいことが優しく解説されております。
人間というのは、信じる力の偉大さがある一方、流されやすいところもありますので、日常の行動には注意をはらっていきたいものです。
今のうちに行動を積み重ねて、大きなリターンを得る準備をするには、ある程度こういったことを理解しておくのも一つの手ですね。
皆様の参考になれば幸いです!!